中津城(奥平家歴史資料館)

中津城は、日本で唯一民間が所有、運営しているお城(天守閣)です。模擬天守とは言え、譜代の名門中津藩主奥平家の子孫が、私財をもって建設費の約7割にあたる1億円(現在の貨幣価値で約10億円)を投じて、1964年(昭和39年)に建設された昭和の新城です。しかしながら、初代城主の黒田官兵衛も有名な事から、天守閣内の展示物は奥平家の宝物だけにも関わらず、地元では、黒田官兵衛のお城として盛んにPRする動きもあり、ブランドの価値がぶれていました。本来のブランドの価値を強固にするため、中津城は、他家に関するものは一切遠慮して頂き、奥平家歴史資料館である事を徹底させました。奥平家の歴史に由来するイベントの開催、公式キャラクターの製作、また、中津城の名称や写真を使う際には申請制にして、必ず「中津城(奥平家歴史資料館)」と表記する事を条件としました。その上で、黒田官兵衛ファンも満足できるよう、天守閣の外に「黒田官兵衛資料館」を建設しました。結果、初代城主の黒田官兵衛を主役とした大河ドラマ「軍師官兵衛」が始まり、多くの観光客が天守閣に登城した際にも、「奥平家歴史資料館」と納得されているので満足度が高く、あらためて、奥平家の中津城の価値を理解して頂く事が出来ました。現在では、中津城=奥平家歴史資料館というブランドの価値は、地元は勿論、歴史マニア、城マニアの中でも広く周知されています。

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